大家さんにとって非常に恐ろしい事件が起こっています。

事件後「家賃待ってくれた」98歳大家絞殺の男 
  東京都江東区亀戸の増島きよさん(当時98歳)が今年1月、自宅で絞殺された事件で、警視庁は15日、増島さんが経営するアパートの住人でコンビニ店員大津翼容疑者(29)を殺人容疑で逮捕した。発表によると、大津容疑者は1月25日昼頃、増島さんの首をロープで絞めて窒息死させた疑い。容疑を認め、「家賃の支払いを待ってもらおうとしたが、立ち退きを要求されてカッとなった」と供述している。(読売新聞 6月16日)

 

記事によると,被疑者は家賃を数ヵ月滞納中。

これまでは待って欲しいとの被疑者の要請に大家さんは快く応じていたようですが,やはり待つことにも限度があるため立ち退きを求めたところこのような結果となってしまったようです。

賃貸経営に携わる者としては決して他人事ではない事件ですね。

かくいう私も,家賃回収の現場で危険な目に遭ったことは数多くあります。

ほとんどの滞納者は,自分に非があることは認めて前向きな話し合いに応じるものですが,やはり多数の事案を扱っているとなかにはとんでもない人間も出てくるものです。

例えば,滞納の事実を棚に上げてこちらの言葉遣いや突然訪問したこと(連絡がつかないから訪問するのですが)など本論とは無関係な事実を殊更に取り上げて怒鳴り散らしたり,暴力団関係者であることをちらつかせて支払いを免れようとしたりなど,悪質な人間を挙げれば切りがないくらいにいるものです。

こうした人間に対し,大家さんご自身により粘り強く交渉していくのは時間の無駄です。

また,今回の記事のように殺されてしまうというのは稀であったとしても,暴力を振るわれたり大声を出されて怖い思いをしたりするということは十分にあり得ることです。

そうした事態を防ぐために,少しでも不審な面のある滞納者が相手の場合は,ぜひ専門家に対応を依頼されることをお勧め致します。