家賃滞納の理由は入居者により様々ですが,病気によるもの程厄介なものはありません。

病気により働けないから家賃は今払えないが出て行く先もないから治るまで待って欲しいと言われると,人情家の大家さんでなくとも,「そんなのは知りません」と言って追い出すことは出来ないでしょう。

また,本当に入居者が重病人で寝たきりであった場合は,いくら裁判を経て強制執行にこぎ着けたとしても,執行官に執行不能と判断されてしまい明け渡しが出来ないこともあり得ます。

ですから,延滞者が病気の場合は無為無策に待つこともいけませんし,裁判をすれば問題ないとも言い切れません。

病床の入居者に配慮しつつ適切な対応が必要です。

 

私どもは司法書士事務所ですから,このようなケースでは,大家さんの利益を最優先に考えつつも病身の方などの社会的弱者の方への配慮も最大限に行っています。

病気により身動きが出来なかったり収入が途絶えて食費もままならないという方については,生活保護等の公的給付が受けられるよう支援したり,公的な施設に入所できるよう手配を行う等尽力し,入居者にとって良いの結果を導き出すようにしています。

また,これが大家さんにとっても費用が嵩むことのない最良の方法ですから,どこからも文句の出ない方法でしょう。

 

家賃滞納は債務不履行ですから,どんな事情があるにせよ滞納者に非があることは明らかです。

しかしそれを声高に主張するだけでは,解決にならず,費用ばかり嵩むということもあります。

当相談室では,ご依頼の件についてはそうしたことのないよう常に大家さんにとって最良の解決方法を模索してご提案させていただきます。