家賃滞納の問題についてネットで調べていくと,まずは内容証明郵便を送付するという記述をよく見かけますね。

これを見て,ならそうしてみようと見よう見真似で文章を作成し,滞納者に送ってみたけれど結局受け取ってもらえず戻ってきてしまった,この先どうしたら良いかという相談を大家さんから承ることがあります。

実はこうしたことは相手が長期滞納者や悪質な滞納常習者である程良く起こっています。

このような方が入居者の場合は徒に内容証明等を送っても意味がありません。

また,受取をあえてしない様な相手の場合は,今後滞納を解消して正常な支払いに戻る可能性は極めて低いですから,即刻ご相談頂き,訴訟などの然るべき措置を執るべきしょう。

特定記録郵便も併せて活用を

実務では,内容証明郵便を受け取らない可能性が高い入居者宛に書面を送付する場合は内容証明郵便と併せて特定記録郵便を送付しています。

特定記録は内容証明と違って文書の中身までは記録されないので文書の内容の証明にはならないのですが,配達状況は記録されますので相手方に文書が到達したことの証明にはなります。

家賃滞納問題は時間との戦いであり,1日でも早く滞納の解消又は明け渡しの実現をすべき事柄ですから,内容証明の不到達を待ってから特定記録を送付するよりは,同時に発送して日数の空費を避けるべきです。

なお,特定記録とほぼ同様のサービスにレターパックライトというものがあります。

特定記録と同様追跡サービスが利用できるほか,所定の封筒(A4サイズ)を事前に購入してポストに投函するだけで送れるので郵便局にいちいち出向く手間が省けます。

しかし,この所定の封筒が相手方のポストに入らない場合は相手が受取しない限り戻ってきてしまいますので使い勝手がやや悪いです。

特定記録で送付しておくのが無難ですね。