滞納者との交渉,コミュニケーションが大事であるとこのブログでは繰り返し述べていますが,それを認識しつつも過ちを犯してしまう大家さんも多くいらっしゃいます。

その過ちとは,

滞納者の身の上話に同情してしまうこと

です。

家賃滞納の理由のトップは多重債務です。

収入より債務の返済が多いために家賃にまでお金が回らないことが理由です。

このような理由を告げられ,生活費にすら困窮している事情をせつせつと語られると,同情心から支払いを猶予してしまう大家さんがかなりいるのです。

貸金の返済の話であればまだ分かります。

しかし,こと家賃に関しては支払いを受けられなければ毎月増えていってしまうのですから,同情したからといって待ってあげてはいけません。

しかも,一度待ってあげるような話をすると滞納者は大家さんを与し易しとみてズルズルと滞納を繰り返すようになります。

多重債務問題を抱えているような方ですから,支払の優先順位を下げられてしまうと家賃にまでお金が回るはずがないのです。

大家さんが部屋を貸しているのは賃貸経営のためであって使用貸借ではないはずです。

また,固定資産を持つということはそれだけで経費がかかっているのですから,滞納者を野放しにしておいて良いはずありません。

ですから,滞納者の話を聞いて待ってあげた方がいいかなとお思いになっても,心を鬼にしてやるべきことはしっかりやるようにしてもらうべきです。

なお,滞納者の多くは,生活費が足りなくて・・・ということを話しますが,突き詰めるとパチンコや競馬などの浪費が理由であることが大半です。

このような身勝手な入居者を放置すると大切な資産が泣きますよ。

滞納者に対しては,早期に適切な対応をすべきです。