家賃滞納者への督促はどのように行っていますか?

大家さんがご自身で対応される場合は電話のみで済ませている場合が多いでしょう。

すると大抵の滞納者は,「次の給料でまとめて支払います」などと言いますから安心して応じてしまう方が多いでしょうが,このような対応はあまり良くありません。

家賃滞納には必ず理由があります。

そして,滞納当初からその理由を明らかにしておき,それに応じて必要な措置を講じておかないと,後に痛い目をみることになります。

上記の例であれば,次の給料で支払いできるのであればなぜ前回の給料で支払い出来なかったのかを必ず突き詰める必要があります。

すると,実は転職して給料が激減しているとか,他の支払いが多すぎて家賃が支払えないだとかの理由が出てきて,では来月もまとめて払うのは難しいのではないですかという話に繋がります。

こうして話を繋げていけば,新しい勤務先も分かりますし,他の支払いはなんなのかなども突き詰めることが出来ますから,滞納を解消してもらって住み続けてもらうのか,退去してもらった方がいいのかなども見通しも立つことになります。

しかし,こうした話を突き詰めていくのにはやはり電話は適しません。

直接会ってこそ分かることがある

ご経験のある大家さんであればお分かりになると思いますが,大抵の滞納者は嘘をつきます。

もちろん悪意のある嘘ばかりではなく,本当のつもりの嘘もあるのでしょうが,結果的に嘘になるのであればつかれた方としては同じことです。

そして,電話などの非対面のやり取りでは嘘をつかれる率は高くなってしまいます。

一方,直接向き合っての話し合いであればやはり電話と比べて相手も嘘がつきにくくなります。

それに加えて,支払の根拠となる資料(例えば給料明細など)もすぐに見せてもらえますから,滞納者の話の信ぴょう性なども容易に測れます。

また,一度の滞納でも直接会って話し合うことにより,「家賃は滞納できない」とプレッシャーを与えておくことが,次の滞納を予防することにもなります。

滞納問題は初期対応が肝心です。

ここの家賃は遅れても大丈夫と思われてしまうと,それがずるずると長期延滞に繋がるものです。

1ヵ月程度の遅れならと甘く見ず,滞納初期から対応策を考えておくことをお勧めします。