いくら家賃滞納が長期間に及んでいたとしても,賃借人に無断で鍵の交換や家財道具の搬出を行うようなことは違法行為です。

昨日は次のような報道がありました。

生活保護受給者であった賃借人が,保護の打ち切りにより家賃を滞納するようになり,その滞納が半年に及んだため,連帯保証をしていた家賃保証会社(東京都中央区)が賃借人に無断で家財の搬出を行ったところ,それを不法行為であるとして同社に対して220万円の損害賠償請求訴訟を提起したというものです。

今回は家賃保証会社の話ですが,オーナー様とて無関係ではありません。

家賃保証会社はオーナー様が鍵の貸し出しをしなければ部屋には入れないのですから,貸し出しした理由如何によってはオーナー様も責任を問われる可能性があります。

現在は多数の家賃保証会社がありますが,中には違法な取立てや家財撤去を行う会社も存在します。

家賃保証会社との契約を入居条件にして安心しているオーナー様が最近は多いようですが,信頼できる保証会社かどうかを調べずに全てを任せてしまっていては,後に大きなリスクを負うこともあり得ます。

滞納者を抱えるオーナー様は,今回の報道を対岸の火事と思わずに,これを機に保証会社の見直しや,保証会社の督促手法などにも興味を持ってみてはいかがでしょうか。